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「あぁ、はい。……ありがとうございます?」
褒められているのか……よくは分からないがとりあえず面接官らしきおじさんに俺は言っておいた。
「これだけ顔が良ければもう合格で明日から既に働いて貰ってもいいんだけど……一応確認しておこうか。」
「はい。」
「じゃあ、まず……基本、働ける時間とかは?曜日とかね。」
「あ……えっと、17時からは基本的に空いてます。土日は暇です。一応、学生なので……夜の10時以降はキツイです。本当は働ける分働きたいんですけど、家の事情で……」
「成程。では、次の確認ですけども……どんな欲求にも応える自信はある?」
「……例えば?」
「……うーん、そうだね。あまり無いんだけど……性的欲求を満たして欲しい人が居るんだよね。あ、でも安心して。そこはちゃんとオプション料金になるから。」
「……あぁ、何とか大丈夫だと思います。」
―――正直、今まで本気に好きになった人とか、今好きな人とか居ないからそこは淡白に考えられる。
そう、俺って……自分で言うのも何だけど、結構冷めてるんだよな。
聡にもよく言われる。
「お前って、皆に優しいから……意外と残酷だよな。」って。
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