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―――そして、約束の1週間が経ち……1週間だけで5万の収入を得た。
「翔君、本当に私なんかの相手してくれてありがとう!とっても楽しかった!」
「いえ!俺も楽しかったです!本当にありがとうございました!!」
―――これは心からの想いだった。けれども、やはり好きになるとか……そんな感情は一切無かった。
それからも、いくつかの仕事を任され……その度に俺は何でも引き受けた。
社長も俺の事を気に入ったらしく、何か連絡があればまず最初に俺に都合を聞いてくるようになった。
しかし、特例が出たという事で俺は事務所に呼び出されていた。
「ごめんね、翔君。呼び出しちゃって。」
「あ、いえ。それより、何があったんですか?」
「んーと、それがね……僕にも初めての事で受け入れるか受け入れないか迷ってる件があってね。」
「あー……はい。」
「此処に連絡をくれる人は基本的に癒してもらいたいとか自分でお願いするよね?」
「あ、そうですね。」
「うん、でも今回の依頼人は母親なんだよ。対象者じゃないんだ。」
「え?詳しく教えて下さい。」
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