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不意に鳴り響く警報。
『エントランスから鎧を纏った何者か…仮面ライダーが侵入してきました!恐らくはこちらの動きを察知しての事だと…うわぁああっ!』
声の主はエントランスの警備員。
そして俺は、放送に混じった小さな悲鳴を聞き逃さなかった。
「夏海…!」
駆け出そうとする俺に、社長は何かを手渡す。
「レジェンドライバー…お前の力となる道具だ」
無言で受け取った俺は、今までにない眼をして…エントランスへと向かった。
ーーーーエントランス
「なんで…こんな…」
生き残っているのは緑川 夏海ただひとり、後は立ち尽くす鎧を纏った何者かによって斬殺されていた。
息を殺し、カウンターの影に身を潜める彼女。
そんな異様な静寂を破り
エレベーターから
「…よう」
石ノ森 来斗が姿を現す。
「来斗…君?」
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