chapter2

4/9
前へ
/15ページ
次へ
ーーーーーー 不意に鳴り響く警報。 『エントランスから鎧を纏った何者か…仮面ライダーが侵入してきました!恐らくはこちらの動きを察知しての事だと…うわぁああっ!』 声の主はエントランスの警備員。 そして俺は、放送に混じった小さな悲鳴を聞き逃さなかった。 「夏海…!」 駆け出そうとする俺に、社長は何かを手渡す。 「レジェンドライバー…お前の力となる道具だ」 無言で受け取った俺は、今までにない眼をして…エントランスへと向かった。 ーーーーエントランス 「なんで…こんな…」 生き残っているのは緑川 夏海ただひとり、後は立ち尽くす鎧を纏った何者かによって斬殺されていた。 息を殺し、カウンターの影に身を潜める彼女。 そんな異様な静寂を破り エレベーターから 「…よう」 石ノ森 来斗が姿を現す。 「来斗…君?」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加