4人が本棚に入れています
本棚に追加
次々と向かってくるファンガイア。
「退け…!お前等に用がある訳じゃない」
レジェンドへと戻った俺は、向かってくるうちの一体(なんとなく蝶のように見える)に剣を突き立てる。
『ぐっ…!貴様…!人でありながらなんだその力は…!まるで戦神…!』
「何ソレ、カッケェなっ!」
振るわれる剣を弾き飛ばし、俺は敵だけを見据えている。
「イクサ…恐らくこの世界の二人目、仮面ライダーイクサのことだと思います。」
いつの間にやらこちらに戻ってきていた夏海の解説が聞こえる。
「ナルホドね…共存なんて荊の道を選ぶ酔狂な人間がいたって訳か!」
『がっ…!』
刃が敵の腹を穿つ。
『き…貴様…!何故この平和な世界を乱す…!』
「さぁな…仕事の目的までペラペラ話す守秘義務皆無な無能じゃないんでね…」
『FINAL ATTACK RIDE…!』
突立つ刃が煌光を帯びる。
「冥土の土産は無え…消えろ…。」
『LE LE LE LEGEND!』
『っーーーーーーーーーー!』
収まり切らぬ光の渦が弾け、奴の身体はステンドグラスと化して爆ぜた。
最初のコメントを投稿しよう!