chapter2

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次々と向かってくるファンガイア。 「退()け…!お前等に用がある訳じゃない」 レジェンドへと戻った俺は、向かってくるうちの一体(なんとなく蝶のように見える)に剣を突き立てる。 『ぐっ…!貴様…!人でありながらなんだその力は…!まるで戦神(イクサ)…!』 「何ソレ、カッケェなっ!」 振るわれる剣を弾き飛ばし、俺は敵だけを見据えている。 「イクサ…恐らくこの世界の二人目(ライダー)、仮面ライダーイクサのことだと思います。」 いつの間にやらこちらに戻ってきていた夏海の解説が聞こえる。 「ナルホドね…共存なんて(イバラ)の道を選ぶ酔狂な人間がいたって訳か!」 『がっ…!』 刃が敵の腹を穿つ。 『き…貴様…!何故この平和な世界を乱す…!』 「さぁな…仕事の目的までペラペラ話す守秘義務皆無な無能じゃないんでね…」 『FINAL ATTACK RIDE…!』 突立つ刃が煌光(きらめき)を帯びる。 「冥土の土産は()え…消えろ…。」 『LE LE LE LEGEND!』 『っーーーーーーーーーー!』 収まり切らぬ光の渦が弾け、奴の身体はステンドグラスと化して爆ぜた。
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