第1話

第1章

王は１バエル、９パイモン、１２シトリー、１３ベレス、２０プルソン、
３２アスモダイ、４５ヴィネー、５１バラム、６１ザガン、６８ベリアル
まず「ソロモン７２柱」の悪魔たちの中でも
王は１バエル、９パイモン、１２シトリー、１３ベレス、２０プルソン、
３２アスモダイ、４５ヴィネー、５１バラム、６１ザガン、６８ベリアル
がいまして、一人一人の特徴を簡単に説明すると、
まず序列１番目のバエルは６６の悪霊軍団を率いる魔界の東の王であり、
猫、人、蛙の頭に身体は無く、そこから毒蟲のような足が生えているか
人の姿で現れ、しわがれた声で話し、『七つの大罪』の悪魔では
「暴食のベルゼブブ」と同一とされています。
つぎに、９番目のパイモンは２００もの悪霊軍団を率いる西の王
でラクダに乗った美青年の姿で現れ軍団を引き連れる
とされており、悪魔の王ルシファーには忠実とされています。

１２番目のシトリーも強大な王であり、６０の軍団を指揮する。
男女に恋愛の情を起こさせ、また、異性が自ら服を脱ぐように
させることができます。
豹の頭とグリフォンの翼を持った姿で現れるが、術者が望めば、
非常に美しい男の姿になります。

１３番目のベレスも８５の軍団を統治する偉大な王であり、プライドが高く
人間界をものすごく嫌うため召喚者は礼儀をもって接しなければなりません。
また自分の身を守るため銀の指輪をはめなければ、彼の炎で焼き殺されてしまいます。

２０番のプルソンは２２の精鋭軍団をしたがえる偉大な王であり、
ライオンの頭をした男の姿をして狂暴なマムシを手にして
鳴り渡るトランペットとともに熊に乗って現れます。

３２番のアスモダイは７２の悪霊軍団を従えアマイモンの力の下で
彼の右に出るものはいなく、『七つの大罪』では「色欲のアスモデウス」
でもあり、この力強き王は雄牛、人、そして雄羊の三つの頭を持ち、
大蛇のような尾をして、地獄のドラゴンにまたがって現れます。