演説

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演説

わたしはこの世のなかを変えたい。争いが絶えないこの世界でわたしは1人、ずっと考えてきた。どうやったら平和になるのか。 小学生時代、わたしはあまり喋らない子供だった。親とのコミュニケーションも昔からままならなかったわたしは、トモダチの輪の中に入ることができなかった。かなり努力はしたが、認めてもらえず、遠くから輪をずっと眺めていた。 ある日突然、両親がとても重い罪を犯した。 そして、虐められた。便器に顔を突っ込まれるのはもちろん、ライターで火焙りされたり、家に帰って来れば中が滅茶苦茶だった。 主犯:馬鹿 凌路(ましか りょうじ) 彼にはとても感謝の気持ちでいっぱいだ。「平和」について考えるきっかけをつくってくれたのは、他でもない彼なんだから。 そしてずっと考えた。ずっと、ずっとずっとずっと。そして辿り着いた結論が 支配です
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