解答

8/8
前へ
/17ページ
次へ
 そう思った杉元は足を止めて、あたりを見回した。雑居ビルに囲まれた駅へと続く道には、それほど人の姿はない。  人目を逃れるようにしてこそこそと路地裏に入った杉元は、誰もいないのを確認して手にしていた紙袋をそっと開いた。  そしてゆっくりと取り出したいちご大福を見て、目を瞑り、妄想の世界へと旅立った。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加