解答

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 そう思った杉元は足を止めて、あたりを見回した。雑居ビルに囲まれた駅へと続く道には、それほど人の姿はない。  人目を逃れるようにしてこそこそと路地裏に入った杉元は、誰もいないのを確認して手にしていた紙袋をそっと開いた。  そしてゆっくりと取り出したいちご大福を見て、目を瞑り、妄想の世界へと旅立った。
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