三章 偉大なる色は黄金色

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それから一時間近くも、俺と天は、蔵原女神に説教された。 いい大人が女子高生にあれだけ言われるとさすがにへこむな・・・ 確かに事件の容疑者のすべての人物と俺は会った。正直、この中に犯人がいると言う認識は低かった・・みんないい子に見えるんだよな・・・ だけど現実にはその中に犯人がいる。 蔵原女神の言ってることは正しい。彼女は友達の天のことを思って忠告してくれてるんだと思う。本当は天にはこんなことに関わって欲しくないのかもしれない。 俺はもう一度、容疑者の少女たちの顔を頭に浮かべて考える。 この中に犯人がいる・・・ 「本当かよ・・・全くわからん」
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