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3話
その日
多数の
得体の知れない禍々しき存在は
一瞬にして
この星の宙域に出現した…
その数は多く
夜空で多数の滅茶苦茶に蠢く触手が
天文台や人工衛星にまで
観測された…
間も無くして
人々の脳には
あの
独特な囁くような旋律が
絶え間無く鳴り続けた…
人類の落日
終焉の始まり…
その得体の知れない禍々しき存在は余りにも生物を
人類を超越し
人智を遥かに越えていた…
例えるなら道端の蟻と神である…
道端の蟻が神に抗う術など無い…
その日
1日も持たずして人類の歴史は終止符を打つ…
終
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