第1話 怪盗ファントム、現る!!

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「××歳の少年で悪かったですね」 と、言うか何で犯罪者を敬わないといけないのか。 「しかし、ただの少年ではないね。去年まで住んでいたカナダでは××歳で高校に飛び級し、7歳の時にはギフティッド(gifted)とカナダ政府に認定もされた天才児だ」 「よく調べましたね」 「この程度の事は訳ないさ」 「……Holy shit.」 僕は小さく呟く。 「汚い言葉を吐くのはよせ。その分、君の美しさが失われる」 「教えて下さい。僕という個人をどうやって特定したのか。ネットから足がついたんですよね? ログは完璧に消したハズ。どうして家まで解ったんですか?」 「服を全部脱いで、土下座してお願いするなら教えてやろう」 「ふざけないで下さい!」
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