第2話 受難美少年

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美少年コンテストの応募締め切りから約2週間が経った頃、書類審査に通った通知書が自宅に届いた。 そこには関東地区の1次オーディションに来るよう書かれていた。 知らなかったが、クラスの女子に聞くと、このコンテストはモデルや俳優、歌手やアイドルになる登竜門になるくらい知名度や権威のあるコンテストだという事だった。 正直、僕は優勝賞金以外には何の興味もなく、イケメン社員が出してくれるお茶は美味しいだろうな~、などと呑気に未来の妄想をするだけだった。 ★★★
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