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「だ、だって、顔を殴った時の肉の感じが気持ち悪いんだよ……!」
「じゃあ、これでやるか」
サングラスの男が資材を重ねて置いている所から鉄パイプのような物を持って来た。
「早くやれ」
背後から声がする。
「ああ」
サングラスの男が返事をして、鉄パイプのような物を振り上げた。
殴られる!!
僕は反射的に顔を横に背けた。
そこへ鉄パイプのような物が僕に向かって降り下ろされる。
鈍い音と衝撃がして、熱を持った痛みが走り、こめかみ辺りを殴られたのが解った。
生温かい液体が頬を伝ったかと思うと、床にボタッと血が落ちる。
僕はグッタリとした。
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