1.あぁ、暑い

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泣き止んだ俺はまたふらつく足取りで歩き出す。 行き着いたのは海。 辺りは少し薄暗いが、それでも海は輝いてる。 「夏なんてなくなればいいのに。」 君を思い出してしまう苦しい夏なんて。 それでも、苦しくても君を思い出せるこの時が嬉しい。 「また来年もここに来るよ。未羽。」 俺は天国の彼女に向けて呟いた。
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