番犬の役目

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と、箇条書きにしてみた。 慎さんが出かける用意をしに部屋に戻った時、佑さんが俺に出した注意事項は、仮にも男である慎さんに関することにしては随分と過保護な内容だった。 まあ、それも全部、梶っておっさんがいるからなんだろうけど。 「半年くらい前からかな、梶さんっていう客が慎目当てに来るようになったのは」 「慎さん目当てってのは、確かなんすか」 「見りゃわかる。お前も近々会えると思うけどな」 何をどう見りゃわかるんだと首を捻ったが、佑さんがそう言うなら余程わかりやすいオーラかなんかが出てるんだろうか。 と、とりあえずそれは男に会った時に確かめてみるとして、話の続きを黙って聞くことにした。
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