あなたに、触れたい

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抱きしめたりそれ以上は勿論まずいに違いないが ほら、キスとか。 頬とか額なら。 行けるんじゃないか。 唱え続けた念仏も全く効果を見せることなく、暴走寸前の欲求は。 「お前ら何やってんの」 「ぎゃああああ!」 「ぶっ」 失笑混じりの佑さんの声と、飛び跳ねて驚いた慎さんから繰り出された平手打ちによって、阻止された。 「さわんなこの変態があ!」 「へ、へんた……」
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