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こういうところはやっぱりウザいと、つい顔を背けて僕は背筋を逸らせてしまうのだが。
真正面で、視線がキラッキラ眩しい。
しょーじき、面倒なヤツに好かれたと思うのは今も変わらない。
いつもの僕なら、「気が向いたら」といった、僕が主導権を握った返事しかしなかっただろう。
だけど実際、口から出たのは少し違った。
「……そうですね。機会がありましたら」
「約束ですよ! 絶対機会作ります!」
ほんの僅かなニュアンスの違いだ。
だけど、誘われたらまた行ってもいい、という僕にしてはかなり前向きな、返答だった。
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