なんでもかんでも明け透けに喋ればいいと思うなよ!

14/39
469人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
あの夜を境目に、僕がおかしいのか彼がおかしいのかわからないが。 とにかくなんだか少し、今までと空気も違う。 「楽しいですよ絶対」 「……それに、休みも合わないし」 ぐずつく僕も気持ち悪い。 以前なら「無理に決まってるでしょう」で瞬殺だったはずだ。 わかってても、なんだか元の自分にどうしても戻らないのだ。 「そこなんすよね」 「別にいいぞ、一日くらい休みやっても」 「は?」 突然割り込んだ佑さんの声に驚いて、ずっと俯いていた顔を上げる。 そこにはいつの間に帰ってきたのか、にやあぁっと嬉しそうな、厭らしい顔をした佑さんが立っていた。 「まじすか、いつ?!」 「明日は?」 「えっ、ちょっ……いきなり明日?! 土曜だろ、店休むわけには」 「いいって、別に。それに陽介の誕生日の祝いで、本人に仕事休ませるのはおかしいだろうがよ」 「ってかどこから話聞いてたんだよ!」 「プレゼントはキスでいいですってとこから」 さっさと声かけろよこのエロオヤジが!
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!