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脱いであったワイシャツを洗濯乾燥で回しておいて、シャワーを浴びて戻ってきても、彼はまだ眠っていた。
当然と言えば当然なのだ、彼の寝不足はもう慢性化しかけているのじゃないだろうか。
また近寄って、起こさないように気を遣いながらも彼の目の下に少し触れた。
ぴくん、と瞼が動いたからすぐに指を離してまた様子を見る。
起きた様子はなくて、ホッと息を吐いた。
「……嬉しくないわけはないんですけどね」
僕の為に、色々と考えてくれているのだろうということも、少しでも一緒に居たいと思ってくれていることも、色々と我慢してくれているのだろうということも。
彼は、ねちっこい、そうだし。
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