多分トモダチ? と多分恋バナ

20/34
454人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
ただ、その為には恐怖心が邪魔をする。 陽介さんは僕が怖がるだろうことは一切しない。 それでもいつか、前に進む時は来るんだろうか? 進めなかったら? 抑々、相手が僕じゃなければ、陽介さんはそんな苦労をすることもないはずなのに。 そう思うと、どうしても焦りは生じる。 「ねえ、考えたんだけどね」 「はい?」 「怖い思いをしたことがないから、私はその恐怖心に関しては正直、ある程度の想像は出来ても同調出来るくらいの理解はできない。無理して急ぐことはない、くらいしか言えないけど、神崎さんの場合、初めてのことに関する怖さも当然、混じってると思うのね」 「……そう、ですね」 「そういう面だけでも、気は楽にしといていいんじゃないかなあ。陽ちゃんなら絶対優しくしてくれるよ」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!