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身体が痙攣した後の浮遊感と言おうか、滞っていたものが全身を巡って流れ出すようなその感覚に委ねていられるのは、ほんの一瞬で。
ただでさえ敏感なそこは、達した直後で僅かに舌が触れただけでも電流みたいな刺激が突き抜ける。
「ひあ! やん! ああっ、やめっ、やめて、もう、うあっ!」
「ん、すんません。もう少し優しくしますね」
違う!
そうじゃなくてソコに触れるなと言いたいのに!
舌先が、指がそっと触れるだけでも腰が跳ねる。
足がもがいてシーツを掻いて、上に逃れようとするけど背中はすでにベッドの宮で行き止まりだ。
もしかしてコイツはわかってて僕にこの体制を取らせるようになったんだろうか。
絶対そうだ。
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