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「ちょっと……」
「嬉しい……すげー、可愛いす、真琴さん」
ぶかぶかのワイシャツ、ちょっと透けて見える肌。
袖が長すぎてまくり上げられた、そこから見える細い腕、裾から伸びる白い足、柔らかそうな太もも。
照れ隠しに眉を顰めて、ほんのり染まった耳もほっぺもめちゃくちゃ可愛い。
「それは良かったですが……ただ眺めてるだけとか、余計に恥ずかしいんですけど。膝枕するんじゃなかったんですか」
「あ、待って。足、もうちょい崩して……正座じゃ痛くなります」
「ベッドの上だしそうでもないですけど」
「膝ちょっと立ててこの角度……」
「鼻息! 気持ち悪い! しないんならもう服着ますよ?!」
「あああ待って! 待って!」
まずは目で充分堪能してから、と思ったけれど逃げられそうになったので、慌てて膝の上にダイブした。
「ちょっ! 膝枕って普通上向きか横向きじゃないのか! なんでうつ伏せなんだ!」
「だってスベスベでやわかいし」
ああ、歯が痛い。
でも真琴さんの太股、すべすべして気持ちいい。
「答えになってねえ!! 匂いを嗅ぐなばかぁ!!」
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