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仕方ない、もう今日はこのまま寝るしかない。
って、寝れるか!
朝までこの状況で!
「苦しいです」
「あ、すんません」
きつく抱きしめ過ぎた腕を少し緩めて、暫くすると直に寝息が聞こえ始めた。
よっぽど、眠かったのかと思うとやはり耐えるしかないのだ、今夜は。
ちくしょう!
必ずリベンジしてやる、まずは明日の朝だ!
また、触ってもいいと言ってくれた。
どうしようかな。
じゃあ、触りっことか。
触ってもらいながら、俺も触りたい。
どんな体勢で?
向かい合って座って、足開いてもらって。
あ、そしたら両手が空くから、ちゅーしながらあちこち触れる。
エロいこと考えさせたら、天下一品だな俺。
おかげで、愚息は更に元気になって結局その後、殆ど眠れず夜を明かした。
彼女が何を思ってこんな行動に出たのか、漸く聞き出せたのは何日か経った後だ。
「僕も、陽介さんを気持ちよくできる方法を知っていたら、少しはマシになるかと思ったんです。急に蹴ったり叩いたりしてしまうのが少しは減るかなって」
なんて言ってくれた時には、余りのいじらしさに即刻襲い掛かったのは言うまでもない。
全然いいんですよ俺!
蹴られたって叩かれたって、全くくじけませんからね!
だからどうか無理はしないで欲しい。
できるなら俺がゆっくり、教えてあげられたらいいな、とは思うけれど。
END.
※※※※※※※
不屈の精神、高見陽介
やっぱ男はメンタル強く合って欲しいよね。
さー……次は
何書こうかな。
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