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「明日のバトルには間に合いそうですか?」
「多分間に合うと思う」
「あさむねさん、一つ訊ねても良いですか? 皆さんは使う呪文や合体呪文はバトル前から決めていたんですか? 呪文と言い合体呪文のやり方と言い綿密だったので」
わたしが問うと、あさむねさんは少し間を置いて答えてくれた。
「みんとくんと一緒だった頃と同じものだよ。ダ・ピンチと言うプレイヤーについてはぼくも初めてだけど、ぼくの異名は"雷神"になっている」
確かにあれは、雷神だった......
「私は"あら雪姫"なのです」
あら姫さんの以外だ。雪の女王かと思っていたけど。
「あたしは"結界師"って呼んで貰ってる」
「わたくしは"龍神の巫女"、他のギルドに異名を名乗るのは信頼の証だから忘れないでね」
みんなちゃんと異名持ってるんだ。
「それじゃあ、また会える日を楽しみにしているよ」
あさむねさんは最後にそう言うと、掲示板から退室してしまった。
「お待たせしました。皆様からリクエスト頂いたクリスマスプレゼントは明日から実装することになりましたので、お楽しみにして下さいませ」
入れ替りで入室して来た、ぼったーさんがクリスマスプレゼントの報告をしてくれた。
「本当ですか?」
遂に明日、ギルドの皆の顔を見ながら話が出来るんだ。
「ええ、えくれあさんの願いが叶いますよ」
「俄然バトルにやる気湧いて来たっ! 明日に備えて今日はみっちり、寝るっ!」
ともちさんは寝オチ宣言をしてから、退室し、その後もメンバーさんも続けてオチて行った。
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