ギルドが転生した

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 ともちさんは残り体力が30の所で他のメンバーとタッチして、木馬から姿を消した。 単体呪文となったままでも、ゆるきゃりさんは木馬でジグザグに走りながらダ・ピンチに突き進む。木馬の周りをうじゃうじゃ取り囲む毒霧をものともしない走りだ。 わたしは、この時、何故だか掲示板でともちさんが話していた「バケネコ作戦」がこのバトルで本当に真価を発揮するかもしれないと思った。 毒状態のキャラがタッチで交替すると、バトルで受けた毒はリセットされるのだろうか? リセットされるならば、毒霧から受けるダメージはたったの30で済ませることができるし、弱体化させられた時のことも考えると、このアイデアは間違いなく使える!  「チッグミヤ、ラブサニっ!」  ともちさんとタッチで交替したニット女子のにょっきさんが呪文を詠唱する。周囲で踊るように跳ねる黄色のスペルたちがかのじょの足に集まりブーツに変化した。 呪文のブーツを履いたにょっきさんは、軽快なフットワークでステップを始めると、そのままダ・ピンチに進んでいく。
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