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カウンターの相手をにょっきさんに切り替えたダ・ピンチが放つ毒霧は、矢継ぎ早ににょっきさんに襲いかかる。
にょっきさんはリズミカルなシャッフルステップで、伸びて来る毒霧の一つ一つをかわしながらダ・ピンチにじりじりと間合いを詰めていく。
「アセテ、タカタ、タテテタ」
「タッカタ、ブロー!」
バトルマップに残ったひかりんと鳳仙花もダ・ピンチに加勢を始めた。
にょっきさんのダンスも、二人の魔方陣と手形の呪文に対応し、忙しくなって来る。地面に出現した密室魔方陣をバク転してかわし、伸びて来る手形を体を後方にしならせて回避。ダメ押しとばかりにダ・ピンチの毒霧も飛んで来る。
これも体を横にクルクルと回転させて回避!
これだけ見ると、にょっきさんの対応力の凄さが判るような気がする。相手をコンビネーションを余裕でかわしているんだ。
テンプル騎士団で、呪文の練習を積んで来た結果、体得したんだろう。
そんなにょっきさんでも客観的に見ると、カウンターのタイミングを見失う程の凶悪なコンビネーションだと言うのも見てとれる。鳳仙花の手形ににょっきさんがつかまり転倒した。
「にょっきさんっ!」
転倒した所に、すかさずひかりんがコンビネーションで密室魔方陣を召喚してくる。
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