ギルドが転生した

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 「オー、ワチュミミ、ドー」  ゆるきゃりさんも木馬で城のゴーレムに体当たりを見舞うが、ダメージはたったの2と絶望的だ......  「アケマシテ、オメデトウ、ゴザイマスっ!」  にゃお姉さんも、鉄の爪でキャッスルゴーレムに斬りかかる。異名覚醒していないから1ダメージしか与えられない。タッチしてマックGさんと交代する。  「コトシモ、ヨロシク、オネガイシマス!」  マックGさんはマップの地面からモアイ像を召喚し、矢を連射する。 動きが早くないタイプの合体呪文ではないから、マックGさんの弓矢が、ゴーレムに次々ヒットするけれど1、1、1と微量なダメージだ。 キャッスルゴーレムに髑髏のような顔が現れる。  「ルッキン、トーザマイ、アイズ......」  ゴーレムが呪文を詠唱すると同時に、髑髏が口から波道砲のようなものを吐き出してマックGさんに直撃する。ダメージは4500と今までで最大のダメージだ。  こんなの無理だって、勝てる訳がないよっ!  勝てる訳がない!  勝てる訳がない?  わたしたち、みんときゃんでぃーずは何時だってそんな状況から形成して来た筈だ。最初のこのギルドとのバトルも、その次のバトルも、あさむねさんとの修業も、今回だって何か出来ることがある筈っ! みんときゃんでぃーずの前に立ち塞がるキャッスルゴーレムを眺めながら、秘策を講じるが、マックGさんはタッチしてえくれあと交代していた。 しかも、最初から異名覚醒状態だ。
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