ギルドが転生した

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 わたしは攻撃に集中しなければっ!  「ヒトリノ、チーサナコエ!」  「ナニモー、デキナイケド......」  えくれあの周囲に舞う火の粉のようなスペルを連続して詠唱すると、フレイムタンでコンビネーションを叩き込むっ! 120、130とまだまだ三桁のダメージだけど確実に攻撃力は増している。 そこで、キャッスルゴーレムから波道砲が放たれた。 次に波道砲を受けたのは、意外な人物だった。  「あ、あ、あさむね、さんっ?」  テンプる騎士団にいる筈のあさむねさんが、どうしてここに、それにみんとさんや、ルネンさんまでいる。  「ボッターカラ、エクレアサンニ......」  「サイゴノ、プレゼントジャッテヨ!」  「イップンカン、ソーサキャラゴメー、キューキョクショーカンダヨ」  まるで、あさむねさんとみんとさん、ルネンさんが順番に喋ったような呪文を詠唱しながら、マップに表れたあさむねさんたちは合体呪文を始める。 かおるさんはドラゴンを召喚し、あさむねさんはライトニングソードを構えると、そのドラゴンの背中に乗る。そこに、みんとさんが呼び出したアイスブランドを投げてあさむねさんは二刀流になった。 仕上げはあら姫さんの氷属性の強化で練習で目にした"雷神"の姿に変わる。 ルネンさんは、15大福さんの巨大マトリョーシカに合体呪文をかけて、頭に火のついた巨大な蝋燭の魔人を作りあげた。  「イップンダケ、ダメージヲカセギマス」  「ソノカンニ、コウゲキリョクヲ、チョキンシンサイ!」  アイスドラゴンに跨がったあさむねさんが、キャッスルゴーレムに向かっていく。
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