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アイスドラゴンの噛み付きと同時に、アイスブランドとライトニングソードの、疾風迅雷のコンビネーションがキャッスルゴーレムに叩き込まれる。
氷属性でカチカチになった城の怪物に、矢継早に繰り出される連続攻撃は、わたしたちが練習した時よりも磨きがかかっている。
厳しい練習と呪文の研究、そしてメンバー同士の信頼が結晶化されたかたち。それがテンプる騎士団の本当の姿。
ダメージは９９０とこのバトルでは最大値だ。
「コレガ、ギルドノチカラダヨ！」
ルネンさんは、蝋燭の魔人に命令を出し、キャッスルゴーレムに体当たりをさせる。ダメージは８９０と合計で４桁のダメージを与えることが出来た！
攻撃力を溜めなきゃ。
テンプる騎士団が戦える時間は残り５０秒を切ってるんだ。一分間の究極召喚と言うぼったーさんからのプレゼントを無駄にしてはいけない。
わたしは、みんなの応援でえくれあの攻撃力が最大まで溜まるのをじっと待つ。
「みんな、あと少しだから、お願いっ！」
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