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あさむねさんは、瞬く速さでみんとさんの氷のフィールドに入っていくと、輝きを増したライトニングソードでコンビネーションを繰り出すっ!
「テラダユウジサン」
「カオサン!」
「ユキサン!」
みんとさんは、急接近して来たあさむねさんの雷鳴のような連続攻撃をアイスブランドで一撃一撃を丁寧にブロックする。
氷のフィールドか、まるでみんとさんのギルドそのものみたい。凍結したギルドは火を持ったわたしの加入で溶けて水になる。そしてあさむねさんの雷を波紋のようにどこまでも拡散させる。
このゲーム世界の果てまでも。
オーバーかもしれないけど、この二人を見て改めてそう思う。
「二人とも......」
よく見ると、みんとさんはあさむねさんの属性効果で体に電気を纏いビリビリと痺れ始め、あさむねさんはみんとさんの属性効果で足元から凍り始めている。
なのに、二人ともバトルをやめない。
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