暗殺者が仲間になった

7/20
前へ
/167ページ
次へ
 「ぼったーさん」  運営プレイヤーのかれなら"マジックヴォイス"の中で起こっている事について、ある程度の情報を知っている筈だと口にしたけど...... 運営ならこういう場合、掲示板の炎上騒ぎやプレイヤーのプライバシーが損なわれるような事は止める気がすると思うと「でもない気がします」と否定した。  第一フェアプレイを尊重するひとだったし。  「恐らく、フリーメイ村とはまた対戦することになると思う。こっちもやられないように、しっかり呪文の練習しとかいとね、いちごちゃん。練習付き合ってくれる?」  「ん」  ともちさんのコメントの後で、15大福さんが一言だけ、ちょこんと返事をした。  「呪文の練習って皆さん、どうされてるんです?」  「メンバー同士で対戦するのよ」  メンバー同士でバトルって、そんな方法で今まで修行してきたのこのひとたち?  「みんとやえるさん達は、さっきのバトルで疲れてるだろうから、私といちごちゃん対えくれあちゃんでやりましょう」  「詰まり、二対一ですか?」  幾ら練習だかと言って、二対一は流石に殺される気がする。  「何時もならがっついて練習するんだけど、今回は最初だけブロックだけでしたげる。時間が押したらガチで行くからね」
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加