暗殺者が仲間になった

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◇  練習は始まった。  場所は、みんときゃんでぃーずのメンバーが練習に使う"サンデリテ大通り"と言う広々とした煉瓦作りのマップだ。 転送されたえくれあの前には、ともちさんと15大福さんが既に立っていた。 クリーム色のショートボブには黒のリボン、短めの白カッターは胸元で結びへそを出している。下は赤と黒のチェック柄ミニスカートで纏めたともちさんだけど、初期装備のビキニがちらり覗いている。 そんなはみ出しJKともちさんは宙に舞うピンク色のスペルを詠唱し始めた。  「ハロビナス」  呪文を詠唱するともちさんの両手に、ピンク色のスペルが集まると、たちまち赤いリボンの付いたハート型の盾とスペードの形をした剣が出現した。  剣と盾がワンセットになった呪文か。  「ナンジャソリ」  練習しないと。フリーメイ村と次に対戦するまでにみっちり呪文のレベルを上げて、戦えるように仕上げておかないといけない。  わたしはスペリングを開始して、フレイムタンを装備すると、続けて攻撃を行う。  「ハトゴハトゴ」  そして、ともちさんに駆け出した!
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