ギルド全滅の危機

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 ボトル軍団が起こした三度目の爆発から煙が消え、マップにはスリーセブンだけが残された。  ともちさんはスレスレのタイミングで、別のプレイヤーとタッチして入れ替わっていた。 赤のフードに白のオフショルトップとショートパンツを合わせたロングの茶髪の、女性プレイヤー"えくれあ"だ。  「ちょっと!」  唐突にタッチで呼び出されて、作戦も何もないのにわたしにどうしろと言うのともちさんっ! 無鉄砲に爆弾の群れに飛び込むなんて自殺行為だよ。  「ネイルク、パジョッポイ......」  スリーセブンは、無情にもボトルの自爆テロ部隊を召喚し、えくれあに向かわせた。  「アテンションポイ!」  悩んでいる場合じゃないっ!  わたしは火の粉のように舞う赤いスペルたちを読みあげて、フレイムタンを呼び出すと装備して構えた。 レベルアップして、属性効果をひとつ上げたフレイムタンは、以前よりも炎が激しく、幾分かサイズアップしたように見える。属性効果アップの強化だと炎による継続ダメージを与えられるとあったから、与えられるダメージは以前よりは期待出来るかも知れない。  わたしはフレイムタンを振り翳し、スリーセブンに斬りかかる!
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