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Fルネンさんは、わたしがマップの精霊を呼び覚まして倍増された氷属性で、火属性が弱くなったのに関わらず、ゆるきゃりさんに一歩も引かずにキャンドルソードを振り続ける。
マップ内を飛び交う、氷の精霊に群がられても、ゆるきゃりさんにカウンターを狙われても怯む様子がない。ゆるきゃりさんの雪道をスライドするような木馬の運転をジャンプしてかわすと、上空からキャンドルソードで一閃っ!
ゆるきゃりさんに2500のダメージを与えて、二ケツの合体呪文を分断させた。
プレイのテクニックだけでなく、プレイヤーのメンタルが勝敗を分けると言うことか。
一人残ったともちさんは、誰かに異名を呼ばれて彼女も覚醒する。
ハートの盾のリボンは金色になり、黒いスペードの剣は白色に変わり金色のリボンがしゅるしゅると巻き付いて、ともちさんを白いオーラのようなものが
包み込む。覚醒の仕方がゆるきゃりさんに似てるけど。
ひょっとしてこの二人、親子なのか?
「ウリサラン、ブイチャンナ!」
ともちさんは、金色に輝くスペルたちを詠唱し、Fルネンさんに駆け出した。
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