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ちょうど時間もあったので、成り行きで局内のカフェコーナーでお茶することになった。
「ね、マリアさんって写真ないんですか?遼さんのタイプってすっごい興味ある~」
明るい口調でそんなことを言う彼女はノリがJKのまんま。
でもなんだか、人の心を抉るような質問ばかりをぶつけてくるレポーター以外は、
皆腫れ物に触るように俺を扱う中で遠慮のないストレートな彼女は気持ちよかった。
「あ~、最初お前に聞かれたときは超写真嫌いだから寝てる写真しか持ってないって言ったんだっけ。目開けてる写真あるある。超美人だぞ。見るか?」
誰かに話したかったのかもしれない。
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