第1章:人々の娯楽

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「私……健一くんのことが好きなの」 「えっ、俺?」 「そう、ずっと昔から好きだったの……っ。付き合って下さい」 「ああ、分かったよ真由美」 ―――。 「はい、ありがとうございました。3時間パック終了です」 受付の人が言う。 「ありがとうございました!お陰で今日やっと真由美ちゃんと付き合うことが出来ましたよ」 「そうですか、それは良かったです」 「また使いに来ますね、このバーチャルリアリティー」 「ええ、またのご来店お待ちしております」 バーチャルリアリティー、それは仮想現実の世界。 このバーチャルリアリティーは今、人々の娯楽として大ブームを起こしている
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