『 自分の【 逢いたいヒト 】』

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ーーあの時 美沙と閉じ込められた幻想の世界の中で 圭一郎は、足元に落ちている 小さいノートのような物を拾った。 開いてみると 持ち主の顔写真の裏側に 折りたたまれるように、入っていた写真。 出てきたのは 小さな自分と両親の姿。 それは 自分が見た ふたりの最期の笑顔だ。
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