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「あれ? 圭一郎くん?」
壁に掛かっている時計を見ると
午後4時を示している。
極度の不眠症である彼は
今、起きてきたのだ。
「おはよう。ケイ」
「おはようございます。坊っちゃま。こんにちは。小湊さん」
リアは圭一郎に朝食を。美沙には珈琲を出した。
「ボク、起きてすぐ、おばさんの叫び声を聞かされるのはキツいんだけど……」
圭一郎はリアの引いた椅子に腰掛け
「それで…今日は何を持ってきたの?」
いつもの白いオムレツにナイフを入れる。
「…あ、そうです!! これっ!!」
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