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「やっぱり…ってなによっ? やっぱり…って!」
「だっておばさん。友達いそうにないもん」
「…坊っちゃま…失礼ですよ」
圭一郎の隣りで
リアが密かに笑っている。
「わたしに友達がいないって、誰から……まさかーーまた……」
「うん。峰岸さんから」
ーーくっそ…峰岸……!
「…小湊の話しは別にして。警察でもこの件は話題になっていてな。総監から内密に調査を依頼されているんだ」
話し出す黄道に
「ジュンが?」
「ああ。この話しの根源は寂れた村だ。ただの噂だけで警察官を動かすには人件費がかかる」
「それは建前でしょ?」
圭一郎はオムレツを食べながら「ジュンの本心は?」
…と聞いた。
「無能な奴らに用は無い」
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