止まらない想い

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ところで・・ 「健斗の思い残しって・・・なに?」 ・・・。 「秘密。でも、俺はお前より先に逝かないから安心しろ」 そう言って、私に触れようとして ハタと手を止めた そして、私の頭を撫でる代わりに ふっとおでこに息をかけられる ・・・これ・・・なんか、触られるよりも・・・ドキドキする 「私・・・全然思い残しが分からないんだよね・・」 そう言って、頭を抱えると 「大丈夫だよ。きっと、そのうち分かる。俺も手伝うから 一緒に考えようぜ」 健斗はふわっと私の部屋から出ていった 「健斗っ、ちょっと待って」 私も追いかけ、部屋を出ようとした瞬間 バチっと電気が走る 「いたっ!!」 死んだのに痛いって・・・おかしくない?! お化けは無敵なんだと思ってた 何なのよ・・・ あたりをキョロキョロするけど 何もない え・・・ これ、また電気走らないよね・・・? おそるおそる部屋を出ようとする バチっ!! 「いたーい!!」 なんなのよ、もうっ!!! 部屋から出れないなんて・・・ 健斗は何で出れたの・・・??? 困っていると、ふと あるものが目に入った これ・・・って・・・
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