出席番号 6番と4番と36番

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その後の俺の話を少ししようかと思う。 俺は前と同じように学校に行き、江澤のモテ男っぷりにやきもきしながら俺もいつか女の子にちやほやされないかと思っている。 そうやってやきもきしていると宮田が甘やかすのだが、その甘やかされるのがまた心地がいい。 女の子にもてたい気持ちもあるけど、甘やかされる喜びを知ってしまったからこちらも捨てがたい。 クラスメイト達は俺と江澤が和解したと思っているようで、たまにギャーギャー俺が騒ぐのを温かい目で見守っている。 放課後3人で一緒に帰ることが多くなり、クラスメイト達は奇妙な連れ合わせだと思っている事だろう。 あれからいろいろな話し合いを経て、奇数の日は主に江澤が。偶数の日は主に宮田が俺を構う。 そして毎週金曜は二人に構われ俺には休まる日が無いのが現実だ。 異性や同性の目を惹きつける二人に日毎体を改造されている俺は、多分もう元には戻れないんじゃないかと思っていたりする。 正直俺も戻りたくないっていうのが答えなので、俺も相当毒されているかもしれない。 いや、それよりもこの特殊な環境に慣れたせいで今更二人から一人を選んでしまったら物足りなくなってしまうんじゃないかとか危惧してたりする。 その後も席替えが行われても俺は何故かこの二人と離れることなく、一緒に勉学に励んでいる。 今は苗字もばらばらで出席番号も違う俺たちだけど、その内苗字とかも一緒になって本当に並びの出席番号になるんじゃないかとか密かに予想している俺である。 ちなみに後から判明したことだけど、3人の中で俺が一番早く生まれているので必然的に二人とも柿崎になるんだけどね。 そうなっても良いと思うくらいには二人に絆されて、二人も幸せそうで俺も幸せなのでめでたしめでたしです。
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