出席番号 6番と4番③出席番号6番と36番 ①

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お風呂の時に自分で触ったりしてみた時は何とも感じないのだが、布を一枚隔てて触ったりすると自分で触ってもなんかゾワゾワするようになってしまった。 他人に触られると自分で触る時とは比べ物にならないくらい気になる存在になってしまう。 恐るべし乳首……。 「んっ、み、宮田。も、少しゆうくっり……」 多分俺の乳首今立ってる。 宮田が立った先端を摘まんだり、捻ったりすると力が抜けていくのが自分でもわかる。 多分もうすぐ……もうすぐ何かがつかめそうな気がする。 「こうか?」 「んっ、そ、それくらいで……」 たまに指の腹で撫でられると、とても気持ちが良くて力が更に抜けていく。 まるで海に漂うクラゲに体が変化していってるようだ。 「……どうだ?」 「あっ、ん、き、気持ちい……」 美術室で弄られた時は直接の刺激だったが、水を間に挟むとなんだかマイルドになってちょっと違った感覚になる。 強烈な刺激ではなく、やわやわと優しい刺激が俺をどんどん犯しはじめる。 そのころになるともう自力でプールの縁を掴むこともできずに、俺は宮田に抱えられるようにしてプールの中で立っている。 時折首元にちゅっ、ちゅっと宮田から口づけを落とされて、くすぐったい。 あれ?でも監視員の人居たよね? こんなところ見られてるのかな……? 「ん、宮田。……力、抜けたからもう……。見られちゃうし……」 「先輩なら人が少ないから隣のプールを見に行ってるから大丈夫だ。ここは俺と柿崎の二人しかいないし。……それにここは、逆に力が入ってるみたいだ」 そう指摘されて触れられた場所は……はい。宮田の言う通り力が入っていると言うか、凝りがたまっていると言うか……。 水着の上から撫でるように柔く触れられたそこは、俺の体の中で唯一今力が入っている場所とも言えよう。 「うん……、せっかく宮田が力抜くために俺に触ってくれてるのに……勃起してごめん」 「いや、いいんだ。辛いか?」 「うん……」 宮田によってプールサイドに上がらされた俺はもう恥ずかしいやら申し訳ないやらで頭があげられない。 膝から下はまだプールに入っている状態の俺を宮田は外から隠そうとしてくれているようで、やつはまだプールから上がってこない。 多分俺の恥ずかしい姿を見えないようにするために水の中に居るのだと思う。見えないように両手で俺を囲ってくれているし。
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