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そこも大いに気持ちいいのだけど、できれば俺は勃起しているのに触ってほしいんだけど……。
「可愛い、可愛い、柿崎」
「あ、みやたぁ……」
「柿崎が可愛いから俺も……」
そういって窮屈そうな場所から勢いよく飛び出した宮田のものは、やはり俺が予想していた以上に大きく成長していた。
むしろこの大きさをあの程度の盛り上がりで押さえつけてしまう競泳水着凄すぎるって思ったくらいに。
「た、起ってる……」
「ああ。俺も柿崎も起ってるよ。恥ずかしくないだろう?」
「うん……」
平常な俺が聞いたらこれがおかしいってことは分かっていたはずなのに、今の俺にはそれを判断できるだけの思考は残されていなかった。
重力によって滴り落ちるボディーソープを俺の体に塗りこめるように宮田は俺の体をなぞる。
もう戻らないんじゃないかっていうくらいに立ち上がってしまった乳首は、まるでそこから乳でも溢れ出たかのようにボディソープ塗れになっている。
先走りを漏らす俺の先端にもボディソープはかかっていて、今は宮田によって握られ上下に摩られていた。
シャワーの音に混じって粘着質な音が個室に広がる。
その音がボディソープだけではなく、自らの体液によって奏でられていることを理解すると尚更体は熱に包まれる。
顔を上げれば待っていたと言わんばかりに宮田にキスをされて、上も下も淫靡な音が発生し鼓膜すらも犯していく。
俺の荒い息遣いと、宮田の俺を摩る音、俺と宮田がキスする音に時折混じる俺の体に宮田が自分の体をこすりつけて生じる音。
俺は今何をしているんだっけ?
どこにいるんだっけ?
熱に浮かされた頭ではやはり何も考える事が出来なくて、宮田がくれるこの快感に全てを任せてしまいたくて自らも宮田の首に腕を回し必死で舌を絡めた。
俺たちの体に降り注ぐお湯が顔を伝って唇に流れ込んでくる。
果たしてそれを飲み込みたいのか、宮田の唾液を飲み込みたいのか……。
「柿崎後ろ向いて……」
「んっ」
宮田に促されるように壁側を向いた俺は今まで目の前にいた宮田が見えなくなったことに途端に心細さを感じてしまう。
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