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「宮田……」
「大丈夫、怖くないよ」
後ろから声は聞こえるが、見えないのが心細い。
寂しくて後ろを振り向くと優しいキスをされた。
あれ?何で俺宮田とキスしてるんだっけ?
「柿崎ちょっと足閉じて……」
言われるがままに足を閉じて次の指示を待つと、太腿に火傷しそうなほどの熱を感じた。
その正体が分からなくてそのまま太腿を見ていると、そこから先ほど見た宮田の成長しきった熱が顔を出した。
「え?……」
「とりあえず今日は入れないから。一緒に気持ち良くなろう」
ボディソープの滑りとお湯のおかげか、スムーズに宮田の腰は俺の太腿を使って動いているようだった。
宮田が動くたびに俺の太ももから出たり入ったりする光景が何ともエロい。
江澤の時もそうだったが何でだろう。
人にされると自分でする時よりも気持ちが良くて、いつもよりも早く達してしまいそうになってしまう。
宮田のと俺のが擦りあわされるように動かれて、もうなにがなんだかわからない。
耳元で聞こえるこの獣のような声は誰だっけ?
俺の声?宮田の?
「んっ、ダメ。宮田……」
「イっていいよ。柿崎。……俺もっ、」
「あっ、あっ、ダメ。……っん!」
今まで放置されていた両の乳首をつねられた瞬間、俺は呆気なく吐精してしまった。
耳元で小さくうめき声が聞こえたので視線を下にずらすと、宮田も達したようだった。
シャワー室の壁には俺が出した精液と、宮田が出したと思われる精液が付着している。
そして俺はボディソープ塗れ。
白にまみれた閉鎖的な空間にクラスメイトと二人……。
何でだろう。
一度達すると先ほどまでの情景が異常なことだと理解できる。
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