3/8世界

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僕たちは結ばれた。 僕の腕の中でまどろむ彼女が目を覚ました。 「ハルキ、とても良かったわ」 「本当かい」 「うん、実は貴男の、その、アレ、体と同じように大きすぎたらどうしようかと思っていたけど」 彼女は真っ赤になって告白した。 「普通サイズで良かったわ」 僕は生まれて初めて満ち足りた。 彼女を満たす、男としての役目。 そう、それだけが欲しかった。 だから僕は旅に出たんだ。
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