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ザリザリと引っ掻くように指を曲げられて尿意を催す。
「だ、やだっ」
「なにが」
「ひゃ、す、ストップ！」
ピタリと指が停止すると
途端に物足りないと思ってしまう自分に呆れる。
「お前のナカは全然嫌そうじゃないけど？」
言いながら香川の掌がピタリとくっつくまで
奥に進められた事に息が止まった。
気持ちいいのに、擽ったい感覚に首を振る。
「それ、それ出そうだから……ぃゃぁ……」
「ああ、まだまだ出ないから大丈夫」
いや、そーゆー問題じゃな
「んんん」
男はみんなこんな器用な事をするのか。
半分勃った芽に触れる生暖かい味わいの感覚器。
そのすぐ下で突き当たりをやっぱりゆっくりと撫でながら回転する香川の指がジュプ、と泡立つ音を鳴らす。
シーツかバスローブか
掴んだ物がどちらかもわからないくらいに
頭の中で"気持ちいい"が蔓延し始めた。
掌が、背中が急に発汗したように湿り気を帯びてくる。
足趾をつりそうなくらいに曲げて声を我慢した。
叫びを上げてしまいそうだった。
それほど、与えられる強い気持ちよさに背中が何度も浮き上がる。
焦れったかったお触りが
戯れではなくなり責めに変わったんだ。
沢山の気持ちよさの束に一気に流れ込んできたパルスが私を押し上げた。
登り詰めて直ぐに放たれる余韻の拍動に合わせるようにガクガクと揺れる腰はガッチリと逃げないように抱えられ
続けざまに完全に勃った芽を甚振られて気が触れそうになった。
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