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慌ただしく過ぎる毎日はいつも通り。
ただ、そこに陣内がいるようになった。
いや、陣内はほぼいつも居るんだけど
いや、勝手に侵入浸水してくるんだけど
そういう事じゃなくて……
お互いの時間があれば
こうして、同じ寝床で眠る。
なんとも幸せな……
押し潰すようにしてザクザクと密着極まりない
繋がりのグラインドは
どんな位置から刺さっていようと
私を確実にイケイケ麻薬漬けにする。
こいつは
パリダカを一年中続けるようなヤツだった。
悪そうな目を向けて
私を嬲る。
素直に反応するのを
唇と目を細め、際どい場所を抉り圧しながら
微笑う。
ねぇ、陣内……
あんた、誰?
あんた、何者?
聞いても、うまい事はぐらかされて
深入りすればするほど
深くまで挿入られて
身体の隅の隅の端っこまで陣内で満たされる。
「……気持ちぃ……」
少しだけ切なそうに顔を顰め
それに耐えながら
まだ、私の真ん中まで進んでくる陣内は
「……、やべ、いく……」
何時ものように
知らせて
圧し込み
留まり
そして
抜け出して、放精する。
……この男は
私の事を知ったら、どう思うだろうか……
幸せホルモンで満たされている筈の脳ミソが
一瞬だけ、そんな事を考えた。
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