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どうやって入れ替わったのか分からないけど
気が付いたら、陣内に跨っていた。
だけど、掴まれた腰は
そこに座ることを許してくれない。
キスだけ。
奥まで突っ込んだ舌で、陣内の口腔を舐め回した。
陣内が望むなら
後ろの孔から指を入れて
栗の実の大きさほどの器官を揺すってもいい。
そこに溜まった白く濁る液体を作為的に飛び出させることだって……
あ、それた。
笑う。
今頃になって、オトコに貢ぐなんて。
笑う。
今頃になって、気付くなんて。
「陣内……」
「どうしたの、有馬さん」
「早く、ちょうだい」
「……何をですか」
「これ」
手を伸ばして逆手に握り、根元からゆっくりと引き上げ
また、根元へと戻し、それを繰り返す。
「これ、じゃ分かりません」
ちょっと腰を下ろせば
そのままスルリと呑み込めそうなのに
未だ掌で滑らせて
その逞しさに想像を侍らせる。
私の肉を突き破って来る時の音と
ひと襞ずつ絡みつく内膜を物ともせずその厳しさを魅せつける勇猛果敢な陣内の……
「チン○、ちょーだい、これ」
握り締めた掌の中でググッと力強く反り返った
陳内のチン〇。
蕩けそうに見つめ合う
大人の雰囲気を纏った2人の間に
チーン、と“時間です”を知らせるチャイムが響いた。
気がする。
「アハハハハハハハっ」
笑い出した陣内の、満面の爆笑を眺めながら
ちょっとだけ恥ずかしいセリフだったことに
バツを悪くする。
「有馬さん、アナタっていう人は……」
「なによ」
「ほんとに雰囲気をぶち壊すのが得意な人ですね……」
私の腰を掴む掌から拘束が緩んだ。
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