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“痙攣”って
字、だけでもなんかガクブルしてそうな雰囲気があるくらいの勢いなだけに
実際に自分の意志とは関係なくガクブルになるから恐ろしい。
｢やば……｣
｢ん、ん、ん！｣
｢も、デそうだし、漏れそうだし、
あわよくばこのまま、抜かずに何発もダしたい｣
陣内が私を下敷きにしたまま
この不思議な繋がりの感想を言う。
｢ナカから“気持ちいい”が伝わってくるのが
まじ、堪んねー｣
｢陣内、い、、いっ｣
｢有馬さんはゆっくりサれるのが好き？｣
ユサユサと風が葉っぱ揺らすような
びっくりするほどの優しが続くこと……何時間？
｢ああ、好きなんだ
締まる締まる｣
常に“気持ちいい”。
陣内の掌が私を撫でる、
それを意識するだけで反射が亢進する。
｢オレはトイレセックスも好き｣
……なんか、やだ。
そのネーミング。
｢ほんと、お利口さんなんだもん。
突っ込む前から濡れ濡れでさ……｣
言わないで、陣内。
｢そんなに？待ってたの？的な｣
分かってるし
恥ずかしいから言わないで。
｢あれは、ほんと、ヤバイ。
秒速で、イケる｣
……秒速でイキつける癖に
なんでこんなにモツんですか。
自由自在なイキっぷりだな、おい。
｢あ、んっ｣
｢有馬さんがもっかい飛んだら、オレもイこうかな｣
身体の中の水分、無くなる、ほんとに無くなる。
陣内、じんな
もう。
何がなんだか分からなかった。
擦(ｺｽ)られて漏れるのが飛沫なのか、粗相なのか
だけどイクのとは違って
また、それは、別っ
｢いやぁっ｣
急に奥まで進出してくる陳○に
待ってました、とばかり震え上がる身体の中心。
あ、あぁ
これ、すき……。
キスで声を塞がれて
腕で身体を捕まえられて
密着したまま抉られる
これ
｢す、きっ｣
自分が、女で良かったなんて
考えたことがなかったけど
陣内とこうしていて、全身で思う。
｢あ、んん｣
女で、良かった。
熱い、溜め息が流れ込む。
僅かに離れた唇から
囁かれた毒。
｢もう
我慢できね……｣
蠍の王が
本気を出して、その狂暴な尾を振り翳した。
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