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とても優しい感覚でうっとりしてしまう。
触れるのも
囁きも
その瞳が発するチカラさえも
優しくていとおしい。
「有馬さん……オレのこと、ちゃんと考えてます?
オレはね
貴女を取り上げられることが1番嫌なんですよ」
「陣内……」
「貴方から離れることに絶望を覚えました。
オレを何度痛めつければ気が済むんですか?
こんなに貴女のことしか考えてないのに」
ブゥン、と冷蔵庫の唸る音が響いてくる。
「有馬さんの頭に約束させるより
今日は身体で約束してもらうことにします。
ダメ、とは言わせませんよ?」
ギシ、ぎしと、ソファを膝で踏みしめながら後退り
バスローブの合わせを気にせずに膝を割ると
まだまだ衰えもせずにいきり立った陳〇を私に埋め始めた。
「……ぇっ」
それこそ、何の前触れも無く
淡々と
ただ、そこを狙って
ただ、そこに。
躊躇もなく、まるで
まるでそれが、そうすることが当たり前だというように
陣内が、私を拡げていく。
「口の中、犯しただけですよ……?
こんなに濡れてるなんて……
どんだけ、ですか」
「ン、ぃ、っなぃっ」
「どんだけ、オレを待ってたんですかっ」
陣内、と叫ぶことも許されないくらいの圧迫が腹の底から上がってくる。
突き進んで、奥まではいかずにその侵略をやめたそこでまた、質と圧を増すような蠢きを披露する。
陣内のモノを覚えているだろうか。
私の……
暫らくぶりにオトコ(雄)を咥え込んだ、柔らかな肉は、陣内を忘れてはいないだろうか。
1年とちょっとブリの陳内の支配は、ビリりと弾けて
瞬く間に私を縛り付けた。
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